
【北京時事】中国商務省の何亜東報道官は4日の記者会見で、日本に対する経済的な圧力強化を改めて警告した。高市早苗首相に対し、台湾有事発言の撤回を求めた上で、「中国は必要な措置を取る」と強調した。
中国は高市首相の発言に激しく反発。日本産水産物の禁輸や航空便削減を打ち出したほか、官製メディアを通して連日、高市首相を批判している。
市場では両国関係の冷え込みが長期化するとの観測が浮上。中国事業の縮小を模索する日本企業の動きも出始めている。何氏は「中国は海外の投資を歓迎する」と強調。ただ、日本の投資については直接の言及を避けた。
〔写真説明〕中国商務省=2019年1月7日、北京(EPA時事)
2025年12月05日 07時46分