日本の補正予算「勇気づけられる」=予想より小規模―IMF報道官



【ワシントン時事】国際通貨基金(IMF)のコザック報道官は4日の定例記者会見で、高市政権が先月決定した補正予算案に関し、「より財政負担の大きな提案の一部」が盛り込まれず、「勇気づけられる」との見解を示した。

補正予算案を巡っては、財政悪化への懸念から日本国債の長期金利上昇を招いている。ただ、コザック氏は予算案の全般的な規模について、市場関係者の予想よりも「IMFは小規模だと判断している」と語った。

コザック氏は、補正予算案の財政赤字に及ぼす影響が想定よりも「若干小さい」と予測。力強い経済成長も追い風に債務の国内総生産(GDP)比率が「安定的に低下する」と見込んだ。ただ、金利上昇や社会の高齢化、防衛費増加など「長期的な支出圧力に直面している」と警告した。

2025年12月05日 07時34分

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