
【ワシントン時事】米ホワイトハウスのハセット国家経済会議(NEC)委員長は4日、FOXニュースのインタビューで、連邦準備制度理事会(FRB)が9、10両日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)の金融政策決定について、「利下げを行うべきだし、その可能性がある」と明言した。
ハセット氏は、トランプ大統領が2日に「将来のFRB議長」として紹介した次期議長の最有力候補。第1次政権でもホワイトハウスで要職を務めたトランプ氏の側近だ。
ハセット氏は来週のFOMCについて、FRB高官の発言を踏まえ「利下げの方向に傾いているようだ」と指摘。政策金利を3会合連続で0.25%引き下げる決定をすれば「受け入れる」と語り、「長期的にはさらに低い金利水準になる」との見通しを示した。
〔写真説明〕ハセット国家経済会議(NEC)委員長=4日、ワシントン(AFP時事)
2025年12月05日 08時51分