日本製鉄が完全子会社化した米鉄鋼大手USスチールは4日(日本時間5日)、イリノイ州にあるグラニットシティー製鉄所の高炉1基を再稼働させると発表した。同社は再稼働の理由について「2026年の需要を満たすため」としている。
日鉄によると、同製鉄所には高炉が2基あるが、いずれも稼働していない。今回、再稼働を決めたのは23年に休止した高炉で、26年4~6月に稼働を開始する方針という。USスチールの買収にあたり米政府に発行した、経営の重要事項に拒否権などを持たせる「黄金株」は、再稼働とは無関係だと説明している。
2025年12月05日 09時04分
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