
【ワシントン時事】トランプ米大統領は23日、SNSで、連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長に対し、「市場が好調な場合でも政策金利引き下げを望む」と投稿した。その上で、「私に反対する者は誰も、決してFRB議長になれない」と明言した。
トランプ氏は、「強い市場はインフレを生じさせない」と強調。「どのような理由であっても市場を破壊してはならない」と述べ、FRBの引き締め的な金融政策をけん制した。
トランプ氏は、パウエル現議長の利下げ判断が「遅過ぎ」と繰り返し批判。次期議長には利下げに前向きな「ハト派」を据える意向を隠さない。パウエル氏は来年5月に任期を迎える。
〔写真説明〕記者会見を終え、退席する連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長=7月30日、ワシントン(AFP時事)
2025年12月24日 16時40分