
経済産業省が24日発表したレギュラーガソリン1リットル当たりの店頭小売価格(22日時点)は、全国平均で前週比1円70銭安の158円ちょうどだった。2021年8月以来4年4カ月ぶりの安値水準。年末の暫定税率廃止に備えて実施された段階的な補助金増額が完了し、押し下げ効果がほぼ行き渡った。
補助金は石油元売り会社に支給され、1週間程度で店頭価格に反映される。今月11日までの1カ月弱で計15円10銭増額され、ほぼ同額の価格引き下げにつながった。補助金と暫定税率は年末に廃止され、価格影響を打ち消し合う見通し。
全都道府県で値下がりした。最安値は愛知の151円20銭で、最高値は鹿児島の170円60銭。下げ幅は沖縄の3円50銭が最大で、長野と岡山の40銭が最小だった。
〔写真説明〕ガソリンスタンド(資料写真)
2025年12月24日 17時08分