
SBIホールディングスは24日、福岡県久留米市に本社のある筑邦銀行と、資本業務提携の終了に合意したと発表した。SBIは地方銀行との連携を強める「第4のメガバンク構想」の一環として、筑邦銀に約3%を出資。SBIが進めてきた地銀との連携拡大で、資本を引き揚げるのは初のケースになる。
SBIは第4のメガバンク構想の下で、これまでに筑邦銀を含めた地銀10行と資本提携していた。ただ、SBIの北尾吉孝会長兼社長は10月の会見で「提携の進捗(しんちょく)で、濃淡を付ける」と発言。地銀との連携強化を進める方針に変わりないとしながらも、出資による効果を踏まえて資本提携を解消する可能性を示した。
〔写真説明〕SBIホールディングスのロゴマーク
2025年12月24日 20時45分