財政投融資19兆円=対米投融資に重点―26年度計画



財務省は26日、2026年度の財政投融資計画を発表した。総額は25年度当初比56.1%増の19兆180億円。このうち、国際協力銀行(JBIC)へ過去最大となる8兆5827億円を拠出する。日米関税合意に基づく対米投融資の促進を図る。

日米関税交渉では5500億ドル(約86兆円)の対米投融資を行うことで合意しており、JBICなどが投融資する。JBICへの財政投融資のうち、財政融資が4兆2527億円、政府保証が4兆1650億円で、大半が対米投融資のための措置となる。

米国の関税政策や物価高の影響を受ける中小企業への資金繰り支援として、日本政策金融公庫に2兆8793億円を投じる。また、電力広域的運営推進機関(OCCTO)に新たに540億円を配分。需要の増加に対応する電力会社の設備投資などを後押しする。

〔写真説明〕財務省=東京都千代田区

2025年12月26日 16時05分


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