香港系ファンドが筆頭株主=買い増しで13.7%―小林製薬



小林製薬は26日、香港系投資ファンドのオアシス・マネジメントが小林製薬株を買い増し、筆頭株主になったと発表した。株式保有比率は議決権ベースで13.74%となり、筆頭株主であった創業家の小林章浩元社長が保有する12.49%を上回った。

紅麹(べにこうじ)配合サプリメントによる健康被害問題を巡り、オアシスは小林製薬の「創業家依存」体質などを問題視。昨年夏以降に株を買い増して保有比率は10%を超えていた。また今年2月の同社の臨時株主総会で、社外取締役3人の選任を求める提案を行うなど揺さぶりを掛けていた。

提案は否決されたものの、筆頭株主となったオアシスが、改革を求めて小林製薬への圧力を強める可能性がある。

〔写真説明〕小林製薬の看板

2025年12月26日 20時35分


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