米ブルームバーグ通信は9日、中国当局が国内金融機関に対し、米国債の保有を抑制するよう指示したと報じた。資産が集中するリスクや急激な価格変動を巡る懸念を理由に挙げている。この報道を受け、米ドル資産に対する需給不安が台頭。同日の欧米外国為替市場でドル売りの材料となった。
この指針は、過去数週間に中国国内大手銀行の一部に口頭で伝えられた。当局は米国債の購入を制限するよう指示したほか、米国債の保有比率が高い銀行に対しては減らすよう求めた。ただ、中国政府による米国債保有については適用対象外という。
ブルームバーグは関係者の話として、地政学的な駆け引きや米国の信用力低下を受けた対応ではなく、市場のリスク分散を促すためだと位置付けられていると伝えた。
2026年02月10日 08時14分
economy