
イラン情勢の悪化によりペルシャ湾内に取り残されていた商船三井のLNG(液化天然ガス)船が、ホルムズ海峡を通過して反対のオマーン湾側に出たことが3日、分かった。ホルムズ海峡の事実上の封鎖で、ペルシャ湾内には45隻の日本関係船舶がとどまっていたが、脱出したのは初めて。
同社によると、同海峡を通過したのはオマーンの企業と共同保有するパナマ船籍のLNG船「SOHAR(ソハール)LNG」。船員と船舶は無事という。同社は「引き続き、船員、貨物、船舶の安全確保を最優先に航行を続ける」とコメント。通過の詳細や日本人乗組員の有無については明らかにしていない。
政府関係者は「なぜこのタイミングでの通過になったのかは分からないが、船舶の船籍や乗組員の構成を含め、さまざまな要素を背景として動いているのだろう」と語った。
〔写真説明〕商船三井の看板
2026年04月03日 22時10分