EU車関税、25%に引き上げ=貿易合意「順守せず」―米大統領



【ワシントン、ブリュッセル時事】トランプ米大統領は1日、欧州連合(EU)から輸入する自動車・トラックに対する関税を来週25%に引き上げるとSNSで表明した。昨年の貿易合意では自動車関税を15%とすることで一致していたが、トランプ氏はEUが「順守していない」と不満を示した。

EU欧州議会は3月、貿易合意の関連法案を可決したが、ロイター通信によると、最終決定は6月以降となる見通し。米連邦最高裁が相互関税などを無効と判断したことを受け、手続きは延期されていた。

トランプ氏はSNSで「米国内の工場で自動車やトラックを製造すれば関税は課されないということは完全に理解され、合意されている」と主張。ホワイトハウスで記者団に、EUの自動車メーカーは米国への生産移転を余儀なくされるとの認識を示した。関連部品の扱いには言及していない。

欧州議会国際貿易委員会のランゲ委員長はX(旧ツイッター)で、関税引き上げは「容認できない」と反発。「米国が信頼できないことを示している。EUは明確かつ断固とした姿勢を貫かなければならない」と強調した。欧州委員会の報道官は「EUの利益を守るため、あらゆる選択肢を排除しない」とけん制した。

〔写真説明〕1日、ワシントンで記者団の取材に応じるトランプ米大統領(EPA時事)

2026年05月02日 09時06分


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