
【ニューヨーク時事】米CNN創設者で、ニュースをリアルタイムで伝えるスタイルにより報道やメディア業界に影響を与えたテッド・ターナーさんが6日、死去した。87歳だった。ターナーさんの資産などを管理する「ターナー・エンタープライズ」が発表した。
オハイオ州シンシナティ出身。父親が経営する広告会社でメディア業界での経歴をスタートし、1980年、世界で初めて24時間生放送のニュースを伝えるCNNを設立した。その後も多くのチャンネルを立ち上げ、衛星放送も活用。米国の放送界での地位を確固たるものにした。
91年にはタイム誌の「今年の人」にも選出。96年にCNNなどを当時のタイム・ワーナー社に売却した。メディア業界での影響力の大きさから「アレクサンダー大王」にも例えられたほか、国連への多額の寄付や核兵器反対、環境保護活動でも知られた。
トランプ米大統領はSNSで「彼は放送史上、最も偉大な人物の一人であり、私の友人でもあった」と追悼。「CNNはウォーク(意識高い系)と化し、彼が大切にしてきたものとはすっかり違う存在になった」とCNNを批判した。
〔写真説明〕テッド・ターナーさん=2011年4月、米ワシントン(AFP時事)
2026年05月07日 15時25分