
【ワシントン時事】ベセント米財務長官が11~13日の日程で訪日する方向で調整していることが6日、明らかになった。高市早苗首相や片山さつき財務相、植田和男日銀総裁らと会談する方針。ベセント氏は、トランプ大統領が14、15両日に訪中して習近平中国国家主席と会談するのを前に、日本を訪れる意向を示していた。
足元で進む円安や重要鉱物の確保など経済安全保障分野についても議論するとみられる。中東情勢も議題となる可能性がある。
日本政府・日銀は円安進行を受け、4月30日、円買い・ドル売り介入を実施。「防衛ライン」とされる1ドル=160円台に乗せた円相場は、一時155円台まで急騰した。ただ、その後も円安基調が続き、大型連休中の薄商いの中で155円台に急伸するなど荒い値動きを見せ、政府・日銀が再び介入に踏み切ったとの観測が出ている。
ベセント氏は4月、片山氏とワシントンで会談し、トランプ氏の訪中前に日本を訪れる意向を示していた。日米財務相会談では、為替介入は「過度な変動や無秩序な動きに対処するためのもの」に限るとする昨年9月の共同声明に基づき、緊密な連携を続けることで一致していた。
〔写真説明〕ベセント米財務長官=4月15日、ワシントン(EPA時事)
〔写真説明〕ベセント米財務長官=4月22日、ワシントン(AFP時事)
2026年05月07日 15時25分