
【シリコンバレー時事】2025年4月に米フロリダ州立大で2人が死亡した銃乱射事件を巡り、遺族は10日、対話型人工知能(AI)「チャットGPT」が銃撃犯に助言を与えたとして、開発元の米オープンAIなどを南部フロリダ州の連邦地裁に提訴した。米NBCテレビが報じた。
報道などによれば、遺族側は、チャットGPTが事件前、当時20歳だった銃撃犯の男子学生に対し、銃の使い方を説明したと指摘。発砲の準備が整うまで引き金から指を離すといった助言を与えたと主張した。脅威を事前に認識できなかったとし、オープンAIに損害賠償を求めている。
オープンAIはNBCの取材に対し、「チャットGPTは公開情報に基づき、質問に回答しただけで、違法行為を助長していない」と訴えた。事件を巡りフロリダ州当局は今年4月、チャットGPTが銃撃犯に助言を与えた行為が刑事責任に問えるかを調べるため、オープンAIに対する捜査を開始したと発表している。
〔写真説明〕米オープンAI(手前)と「チャットGPT」のロゴマーク(AFP時事)
〔写真説明〕花が供えられたフロリダ州立大の銃乱射事件現場=2025年4月、米フロリダ州(EPA時事)
2026年05月11日 18時03分