円、39年半ぶり安値迫る=介入にらみ神経質な動き



外国為替市場で円相場の下落基調が続く。22日には一時1ドル=161円93銭と約39年半ぶりの安値水準に迫ったが、日米財務相がオンライン会談したと報じられると、政府・日銀の為替介入への警戒感から161円近くに急伸した。市場では、162円前後では介入が実施されるとの見方が多く、この水準を前に神経質な値動きになっている。

円相場は、中東情勢悪化による「有事のドル買い」などを受け、売りが強まった。政府・日銀は4月下旬から5月にかけて計11兆円を超える規模の円買い介入を実施し、160円台だった円相場は一時155円台に急伸。だが、その後は徐々に押し戻され、足元では介入時の水準を超えて円安が進んでいる。

背景には「日米金利差の拡大が意識されている」(資産運用会社)ことがある。日銀は今月16日に追加利上げを決めたが、17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で年内利上げの想定が示され、さらに円安が進んだ。

市場では162円前後が政府・日銀の「防衛ライン」(国内銀行)とみられており、この水準で「介入が行われる」(FX業者)との見方が優勢になっている。

2026年06月23日 18時17分

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