米、欧州中銀に事前連絡せず=円買い・ユーロ売り介入―報道



【ワシントン時事】英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)は6日、米通貨当局が7月31日に実施した円買い・ユーロ売りの為替介入について、欧州中央銀行(ECB)に対して事前に通達していなかったと報じた。ECBの一部高官は、米国がドルではなくユーロを売却したことを問題視。長年の協力関係を破る前例のない行為だと受け止めたといい、波紋が広がっている。

日米当局は7月31日、協調介入に踏み切った。報道によれば、ECBが米当局のユーロ売り介入の動きを察知したのは、同日の介入後だったという。ベセント米財務長官は翌8月1日、ECBのラガルド総裁と会談し、介入について協議した。

欧米通貨当局は、協議と互いの信頼を重視し、介入は協調的な形で実施することが一般的とされる。このため欧州側の関係者は同紙に対し「非常に衝撃的で残念だ」と失意を表明。米欧の中央銀行が築いてきた長年の緊密な協力関係が脅かされる可能性があると危ぶんだ。

米通貨当局の介入には通常、ドルが用いられてきた。東日本大震災後の2011年3月に実施した際も、ニューヨーク連邦準備銀行による円売り・ドル買い介入だった。

〔写真説明〕欧州中央銀行(ECB)本部=ドイツ・フランクフルト(AFP時事)

2026年08月07日 11時43分


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