
【ニューヨーク時事】10日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、中東情勢の緊迫化を背景に買いが加速し、8営業日続伸した。米国産標準油種WTIは、朝の取引で1バレル=100ドルを突破。終値は前日比6.43ドル(6.69%)高の1バレル=102.48ドルと、5月中旬以来約4カ月ぶりの高値となった。
トランプ米大統領が9日、対イラン軍事作戦の終結が11月の米中間選挙後になると示唆したことなどから、市場では中東情勢の早期正常化に悲観的な見方が強まっている。さらに10日には、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が、紅海沿岸でバベルマンデブ海峡への支配力を強めていると報じられた。
サウジアラビアの前月の原油生産量が急減したとの報道もある中、ホルムズ海峡に加えて紅海経由のエネルギー輸送も脅かされる懸念が浮上。原油が買われる展開となった。
原油高騰を受け、株式相場は4営業日続落。幅広い銘柄が売られる中、優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比316.56ドル安の5万2064.10ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は171.62ポイント安の2万6081.72で引けた。
〔写真説明〕ホルムズ海峡を通航する船舶=5日、イラン南部(AFP時事)
2026年09月11日 08時12分