中部電社長、地元首長に謝罪=浜岡原発不正受け―静岡



中部電力の林欣吾社長は15日、浜岡原発が立地する静岡県御前崎市を訪問した。同原発の地震想定を巡るデータ不正に関する調査委員会の報告書について説明し謝罪。その後、静岡県庁で鈴木康友知事と面会した。

林氏は鈴木氏に「皆さんの信頼を裏切る結果を招いた。深くおわび申し上げる」と陳謝。地域対応組織として、新たに静岡地域本部を10月に設置するなどと説明した。鈴木氏はこれに対し「信頼性を著しく低下させたことは大変残念。地元の皆さんに寄り添って丁寧な説明をしていただくことに尽きる」と同社に対応を求めた。

14日に公表された報告書では、想定する地震の揺れ(基準地震動)の策定に関するデータの不適切な操作が長期にわたって行われていた実態を明らかにした上で、背景として不適切行為を正当化する社内風土の存在を指摘した。

これを受け、林社長と勝野哲会長は、30日付で辞任する。同社は同原発3、4号機の再稼働に向けた審査の申請取り下げを決めたが、林氏は14日の記者会見で「(再稼働を)諦めたわけではない」とも強調した。

〔写真説明〕浜岡原発が立地する静岡県御前崎市を訪問し、市長らに謝罪する中部電力の林欣吾社長(手前右)ら=15日午前、同市 〔写真説明〕鈴木康友静岡県知事(右から2人目)に謝罪する中部電力の林欣吾社長(左手前)=15日午前、静岡県庁

2026年09月15日 12時34分


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