
財務省が16日発表した8月の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は1兆1056億円の赤字だった。赤字は4カ月連続。中東情勢の緊迫化に伴う原油高や円安を背景に輸入額が大きく膨らみ、赤字は前年同月の4倍近くに拡大した。
輸入額は前年同月比28.0%増の11兆1540億円と、8月として過去最大を更新した。イラン情勢悪化を受け、原粗油が58.7%増と全体を押し上げた。中東からの輸入数量は30.9%減少した一方、代替調達先となった米国からは7倍超に急増した。半導体等電子部品も82.1%増だった。
〔写真説明〕港に接岸し、積み込み作業が行われるコンテナ船=8月10日、東京都内(EPA時事)
2026年09月16日 13時02分