サハリン1、資産80億円減=投資リスク上昇―丸紅



丸紅は5日、出資するロシア極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン1」について、資産価値を約80億円減額し、6月末時点で約30億円としたと明らかにした。ロシアのウクライナ侵攻を背景に、投資リスクが高まっているためという。

同様にサハリン1に出資する伊藤忠商事は再評価を行わず、約100億円のまま据え置いた。鉢村剛副社長は同日、「サハリン2と違い、大きな状況の変化がない」と説明した。

サハリン1は、2社を含めた日本の官民が出資するサハリン石油ガス開発(東京)が3割の権益を保有。サハリン2と異なり、現在のところロシア政府による運営会社設立などの動きはない。

一方、サハリン2に参画する三井物産と三菱商事は2日、両社合わせて2177億円の資産価値減額を公表した。

2022年08月05日 17時00分

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