笹川陽平氏、ハンセン病集落訪問=患者支援を呼び掛け―インド首都



【ニューデリー時事】日本財団の笹川陽平名誉会長が29日、インド・ニューデリーにあるハンセン病回復者やその家族が暮らすコロニー(集落)を訪れた。笹川氏は世界保健機関(WHO)の同病制圧大使を務めており、同行した日本企業の現地法人トップら約30人に支援を呼び掛けた。

インドは世界のハンセン病の新規患者数の約6割を占める。笹川氏訪問に合わせ、実態を知ってもらおうと同国で患者支援や差別撤廃に取り組む笹川保健財団が在留邦人向けに見学会を企画した。

訪問した集落には約200~250人が住む。治療法は確立されているものの、発症者はインド特有の身分制度カーストから除外された存在と見なされ故郷を追われたり、奇異の目を避けるため自発的に集まったりしてこうした集落が形成される。全土で約800カ所あるという。

集落の代表者は参加者に、当局から立ち退きを求められていることなど現状の課題を説明。長期的支援を求めた。笹川氏は「世界的に差別を伴う病気」と述べ、「まだまだ問題がある。関心を寄せ、協力してもらいたい」と訴えた。

〔写真説明〕ハンセン病回復者やその家族が暮らすコロニー(集落)を訪れた日本財団の笹川陽平名誉会長=29日、インド・ニューデリー 〔写真説明〕ハンセン病回復者やその家族が暮らすコロニー(集落)を見学する在留邦人ら=29日、インド・ニューデリー

2025年11月30日 09時34分


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