台湾有事発言、高市首相に抑制要求か=トランプ氏、日米電話会談で―報道



【ワシントン時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は26日、トランプ米大統領が先に行った高市早苗首相との電話会談で、首相に台湾有事を巡る発言に関して抑制するよう求めたと報じた。米国が重視する米中通商交渉への影響を回避する狙いとみられる。

報道によると、トランプ氏は台湾問題に関して中国を刺激しないよう首相に助言したものの、発言の撤回までは求めなかったという。日米両関係者の話として伝えた。

トランプ氏は、日中間の対立が、中国による米国産大豆の購入拡大などの通商交渉に影響を及ぼすことを懸念しているという。トランプ氏は同紙へのコメントで「われわれは日本、中国、韓国、その他多くの国々と素晴らしい貿易協定を締結し、世界は平和だ。この状態を維持しよう」と強調。「米中関係は非常に良好で、それは同盟国の日本にとっても良いことだ」とも指摘した。

【時事通信社】 〔写真説明〕日米首脳会談に臨むトランプ米大統領(左)と高市早苗首相=10月28日、東京・元赤坂の迎賓館(代表撮影)

2025年11月27日 11時02分


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