
広島の原爆忌を前に、イラン南部の小学校への爆撃で死亡した児童の両親が広島市を訪れ、4日にイラン関連の映画祭に参加した。両親は「私たちに幸せな時代は戻らない」と訴え、二度と同じ犠牲が出ないことを願った。両親は6日の平和記念式典にも参列する。
南部ミナブの小学1年だったマカン・ナシリさん(7)は2月、米軍によるとされる空爆に巻き込まれた。攻撃では児童ら約170人が死亡。映画祭冒頭で攻撃の動画が上映されると、両親は顔を手で覆って涙を流した。
登壇した母親のアシエ・ラヒネジャドマフムーディさん(41)は、青いセーターを着せて学校に送り出した後「二度と戻らなかった」と声を詰まらせた。遺体は見つからず、セーターと靴だけが発見された。「他の町が二度とこのような寂しい状況にならないよう、私たちが話をしないといけない」と力を込めた。
〔写真説明〕原爆忌を前に広島市を訪れ、映画祭であいさつするイラン爆撃で子どもを亡くした両親=4日午後、同市西区
〔写真説明〕イラン爆撃で子どもを亡くした両親らの前であいさつするNPO法人「モースト」の津谷静子理事長=4日午後、広島市西区
2026年08月04日 19時58分