
【リマ時事】南米ペルーで28日、故アルベルト・フジモリ元大統領の長女ケイコ・フジモリ氏(51)が大統領に就任した。就任演説で「秩序の維持と、国民の和解という目標達成に取り組む」と宣言。喫緊の課題である治安の回復や、選挙で鮮明になった国民の分断の修復に注力する姿勢を示した。任期は5年。
首都リマの国会議事堂で開かれた就任式で、フジモリ氏は「全てのペルー人のために働くことを約束する」と強調。特に「長い間、国の成長と進歩の外側に置かれてきた人のために尽力する」と述べ、積年の課題である経済格差の解消に取り組む考えを示した。
治安回復のため、憲法で許された全ての手段を講じると断言。「非常事態を宣言する際には、軍が一時的に治安維持を担うことになる」と述べた。外交面では、中南米地域の経済統合のほか、日本も参加するアジア太平洋経済協力会議(APEC)を重視する方針を表明。太平洋岸に位置する強みを生かし、「中南米地域と他の地域の市場をつなげる」橋渡しをしていくと訴えた。
【時事通信社】
〔写真説明〕28日、ペルーの首都リマで支持者に手を振るケイコ・フジモリ氏(EPA時事)
〔写真説明〕28日、リマで演説するペルーのケイコ・フジモリ大統領(AFP時事)
2026年07月29日 18時03分