英首相、気候変動は「安保上の脅威」=国連会合、ケリー米特使も同調



【ニューヨーク時事】国連安全保障理事会は23日、気候変動と安全保障をテーマとするハイレベルのオンライン会合を開いた。議長を務めたジョンソン英首相は「気候変動は安全保障上の脅威」と述べ、対策の必要性を強調。地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」に復帰した米国のケリー大統領特使(気候問題担当)が同調した。

ケリー氏は「30年後の目標を掲げるだけでは不十分」と述べ、温室効果ガスの排出量削減に向け対策強化を促した。さらに「まずは世界規模で石炭の使用を減らすことだ」と語り、中国や日本といった国名への言及を控えつつ、石炭火力発電からの脱却を呼び掛けた。

2021年02月24日 07時21分

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