防衛省、大浦湾で土砂投入=普天間移設、沖縄県反発



米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設工事を巡り、防衛省は28日、辺野古東側の大浦湾の工区で埋め立て用土砂の投入を開始した。軟弱地盤のある海域で埋め立て工事を本格化させた形で、県内移設に反対する県は反発している。

辺野古東側では既に護岸の造成工事や軟弱地盤の改良工事が進んでいる。28日午後3時すぎには、護岸で囲まれた海域にダンプカーが埋め立て用土砂を投入。現場付近では反対派が抗議活動を展開した。

玉城デニー知事はコメントを発表し、地盤改良工事が5カ月以上停止しているとして「工事全体の完成は困難だ」と指摘。「見通しが立たないにもかかわらず、貴重な自然環境を有する大浦湾を埋め立てるのは性急に過ぎる」と批判した。

辺野古南側では土砂の投入がほぼ終わっているが、東側では軟弱地盤が見つかり、埋め立て工事が遅れている。政府は2020年、地盤改良工事のための設計変更を申請したが、県が承認を拒んだため、法廷闘争の末、23年に「代執行」の形で承認した経緯がある。

小泉進次郎防衛相は28日の記者会見で「普天間飛行場が固定化され、危険なまま置き去りにされることは絶対に避けなければならない」と述べ、工事を進めることに理解を求めた。

〔写真説明〕米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設に向けて埋め立て工事が本格化した大浦湾=28日午後、沖縄県名護市

2025年11月28日 19時36分


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース