秋の平均気温、過去最高=春から3季連続―気象庁



気象庁は1日、日本の秋(9~11月)の平均気温が1898年の統計開始以来最も高かったと明らかにした。都市化の影響が少ない全国15地点の平均気温が、平年(2020年までの30年平均)を1.39度上回り、春(3~5月)、夏(6~8月)と3シーズン連続で過去最高を更新した。

秋の高温は、寒気の南下が弱く、暖かい空気に覆われやすかったことなどが要因。11月までの平均気温は平年を1.34度上回っており、年間平均気温も過去最高を更新する見込み。日本近海の平均海面水温も平年を1.2度上回り、夏に続いて過去最高となった。

北日本(北海道と東北)は全体的に寒気の影響が弱かったため、平均気温は平年を1.9度上回り、最も高くなった。過去最高は関東甲信、北陸、中国地方でも更新した。

降水量は北日本の日本海側で平年比134%と過去最多だった一方、山陽や四国など西日本の太平洋側は同48%と過去最少を更新した。

2023年12月01日 19時24分

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