兵庫知事を追加告発=利害誘導容疑で―弁護士ら



昨年11月の兵庫県知事選で、PR会社に選挙運動の報酬を支払った公選法違反(買収など)容疑で書類送検された斎藤元彦知事らについて、告発した弁護士らが18日までに、同法違反(利害誘導など)容疑にも当たるとして、神戸地検に追加告発した。

追加告発したのは郷原信郎弁護士と神戸学院大の上脇博之教授で、5日付。

斎藤氏は知事選の広報戦略立案などの選挙運動をPR会社に依頼し、報酬として71万5000円を支払ったとして書類送検されたが、「社長はボランティアで選挙運動をした」などと主張している。

追加告発では、ポスターのデザイン制作業務などをPR会社に発注することで、利害関係のある同社社長を選挙運動に誘導したと指摘。郷原弁護士は「(斎藤氏側の)弁解を前提にしても公選法違反(の成立)を免れない選択肢を提示した」などとコメントを発表した。

斎藤氏は17日の定例記者会見で、追加告発について「選挙については適法に対応してきたという認識に変わりない」と述べた。

〔写真説明〕兵庫県の斎藤元彦知事=6月12日、神戸市中央区

2025年09月18日 17時59分


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