16日の東京株式市場は、米ハイテク株が上昇したことを受けて買いが優勢となり、日経平均株価は一時、史上初めて4万5000円を超えた。終値は前週末比134円15銭高の4万4902円27銭で連日の過去最高値更新となった。東証株価指数(TOPIX)も最高値を更新した。
トランプ米大統領は15日、自身のSNSで中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国事業売却を巡って合意に至ったことを示唆し、中国の習近平国家主席と会談することも明らかにした。15日の米市場では米中の通商交渉が進展していることが好感され、テクノロジー株を中心に上昇。この流れを引き継いだ16日の東京市場でも、人工知能(AI)や半導体関連株が値上がりしたほか、「出遅れていた銘柄にも買いが入った」(中堅証券)とされる。
【時事通信社】
〔写真説明〕取引時間内に一時、4万5000円を超えた日経平均株価を示すモニター=16日午後、東京都中央区
2025年09月16日 16時43分