JR博多駅(福岡市博多区)で10日、処分予定の落とし物や忘れ物(遺失物)で飾った二つのクリスマスツリーが登場した。地元の保育園児らが、一つは塗装した傘で、もう一つはぬいぐるみやハンディーファン、ギターなど約200個の遺失物をオーナメントやプレゼントに見立てて飾り付けた。設置最終日の25日以降は、遺失物を希望する利用者などに配布する予定。
博多駅には年間約4万5000個の遺失物が届けられる。警察署などで3カ月間保管し、持ち主が見つからない物は処分されるという。
考案者のJR博多駅員小田切知美さんは、処分される遺失物をリユースできる方法を模索していたといい、「席を離れる際は、忘れ物がないように確認してほしい」と話している。
2025年12月11日 14時26分
other