「息子の笑顔浮かんだ」=那須雪崩事故9年で追悼式―栃木



栃木県那須町で2017年、登山講習会中に雪崩に巻き込まれ、県立大田原高校の生徒ら8人が死亡した事故から9年となるのを前に、同校で21日、追悼式が行われた。遺族は「目に浮かぶのは(亡くなった)息子の笑顔だ」と語り、事故の再発防止を願った。

遺族らは式で、8人の名前が刻まれた慰霊碑に向かって約1分、黙とう。献花台に花を手向け、追悼の辞を述べた。

事故で佐藤宏祐さん=当時(16)=を亡くした父政充さん(56)は「黙とうをささげているときも、目に浮かぶのは息子の笑顔だ」と犠牲者に思いを寄せた。「事故は防ぐことができた人災。同じ悲劇を繰り返さないと誓うことが、再発防止につながる」と語った。

式は遺族と県が合同開催し、講習を主催した県高校体育連盟の関係者ら54人が参列した。

雪崩は17年3月27日、那須町のスキー場付近で発生。深雪歩行訓練中の大田原高山岳部員7人と引率の男性教諭1人が死亡した。

〔写真説明〕登山講習中の高校生らが死亡した雪崩事故から9年を前に開かれた追悼式に出席する遺族=21日、栃木県大田原市

2026年03月21日 15時24分


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