宇宙飛行士の古川聡さん、JAXA退職=4月から大学で人材育成へ



2011年と23年に国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在した宇宙飛行士の古川聡さん(61)が30日、東京都内で記者会見し、31日付で宇宙航空研究開発機構(JAXA)を退職すると発表した。「感謝の気持ちでいっぱい。JAXAでの経験を大切にしながら、次のステージで挑戦していく」と述べ、4月からは杏林大医学部の特任教授として、人材育成に関わることを明らかにした。

古川さんは横浜市出身、外科医として東京大医学部付属病院での勤務を経て、1999年に宇宙飛行士候補に選抜された。

定年まで約1年を残しての退職だが、「全力で走ってきた。望むことがすべてかなったわけではないが、できることはやり切った」と振り返った。転身の理由を「貴重な経験をさせていただき、医学というバックグラウンドを生かして、若い世代をサポートしたい思いがあった」と説明した。

将来の月面探査などに必要な医学研究への参画可能性を問われると、「具体的な計画はないが、将来はあるかもしれない」と期待を寄せた上で、「JAXAの同僚、後輩を一宇宙ファンとして応援している」と述べた。

〔写真説明〕宇宙航空研究開発機構(JAXA)の退職記者会見の後、花束を贈られる宇宙飛行士の古川聡さん(右)=30日午後、東京都千代田区 〔写真説明〕宇宙航空研究開発機構(JAXA)退職を前に記者会見する宇宙飛行士の古川聡さん=30日午後、東京都千代田区

2026年03月30日 18時36分


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