100種のクラゲ、楽しんで=世界一の加茂水族館が新装―山形



クラゲの展示種数で世界一を誇る山形県の鶴岡市立加茂水族館が今月、リニューアルオープンした。微小なクラゲを顕微鏡で観察できる施設などが新設され、展示種は約20増えて100種類に達した。奥泉和也館長(61)は「クラゲに安らぎを求める人や細かい所まで観察したい人など、さまざまな人に対応できる。自由に楽しんでほしい」と話している。

1964年に現在の場所に開館したが、90年代後半には年間入館者数が10万人を切り、存続が危ぶまれた。その後、クラゲ展示に注力して人気が回復。2012年には世界最多の展示種数としてギネス世界記録に認定された。14年のリニューアルで大幅増床した。

その後も繁殖技術の向上などで施設が手狭になったことから、再度のリニューアルを決断。クラゲを安定飼育する研究棟を増設したほか、直径2.5メートルの大型水槽を6基新設した。傘の直径が1ミリ~30センチ程度の大小さまざまなクラゲが展示され、日本初となる希少種も含まれている。

ほかにも、顕微鏡やルーペで数ミリほどのクラゲを観察できる「マイクロアクアリウム」を新設。飼育員による手書きの解説ボードが各所に配置され、来館者は図鑑を読むように鑑賞できる。

開館前日の3月31日に開かれた記念セレモニーでは、交流があるフランスのパリ水族館や、すみだ水族館(東京)などの関係者が参列。奥泉館長は「50種類でも難しいと考えていたが、100種類に到達するとは思わなかった。今後もこの流れをさらに進め、より良い展示を目指したい」と語った。

〔写真説明〕鶴岡市立加茂水族館に新設されたクラゲの展示施設「マイクロアクアリウム」を説明する奥泉和也館長=3月31日、山形県鶴岡市 〔写真説明〕鶴岡市立加茂水族館のリニューアル記念セレモニーであいさつする奥泉和也館長(奥)=3月31日、山形県鶴岡市

2026年04月04日 14時33分


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