
防衛省は31日、長射程ミサイルの「12式地対艦誘導弾能力向上型」を陸上自衛隊健軍駐屯地(熊本市)に、「島しょ防衛用高速滑空弾」を陸自富士駐屯地(静岡県小山町)にそれぞれ配備した。中国などが軍事活動を活発化させる中、自衛隊として初めて反撃能力(敵基地攻撃能力)に活用できる実践的な兵器の運用を開始した。
陸自は同日、12式能力向上型を「25式地対艦誘導弾」、高速滑空弾を「25式高速滑空弾」とそれぞれ命名したと発表。小泉進次郎防衛相は閣議後記者会見で「わが国の抑止力・対処力を強化する上で極めて重要な取り組みだ」と強調した。
同省関係者によると、25式地対艦誘導弾は射程距離を従来型の百数十キロから1000キロ程度に伸ばし、熊本からは中国大陸沿岸部などが圏内に入る。
【時事通信社】
〔写真説明〕公開された長射程ミサイル「12式地対艦誘導弾能力向上型」の発射装置=17日、熊本市の陸上自衛隊健軍駐屯地
〔写真説明〕発射試験を行う国産の長射程ミサイル「12式地対艦誘導弾能力向上型」=2025年10月、米カリフォルニア州(防衛装備庁提供)
2026年03月31日 12時39分