
「新しい分野を開拓している人にスポットを当てようとしているのではないか」。著名人や絵画に扮(ふん)したセルフポートレート作品を通じて「『私』とは何か」を問い続ける現代美術家の森村泰昌さん(74)は、旭日小綬章に決まり喜びを口にした。
1985年に「肖像(ゴッホ)」を発表し話題になったが、「『一発芸で、一瞬話題になるけれどもすぐ消えてなくなるだろう』と言われたんですよ」と振り返る。それから40年。「一発屋とは違うという評価が定着してきた。美術や文化をしゃくし定規に考えると立ち行かなくなると、誰もが感じだしている」と感慨深げに語った。
〔写真説明〕旭日小綬章の受章が決まった現代美術家の森村泰昌さん=25日、大阪市
2026年04月29日 05時14分