大阪府和泉市の集合住宅で4月、住人の母娘が殺害された事件で、娘の社会福祉士、村上裕加さん(41)が、殺人容疑で逮捕された無職杉平輝幸容疑者(51)について、「別れたいが別れてもらえない」と周囲に話していたことが3日、捜査関係者への取材で分かった。
2人は以前交際していたが、杉平容疑者は裕加さんから借金しており、借用書もあったとみられるという。府警捜査1課は金銭トラブルがあった可能性も視野に、経緯を調べる。
同課などによると、杉平容疑者は4月8日未明、和泉市鶴山台の集合住宅1階一室で、裕加さんの首を刃物のようなもので突き刺すなどして殺害した疑いが持たれている。容疑を認め、「持ってきた包丁で複数回刺した」と供述。リビングで遺体で見つかった、裕加さんの母和子さん(76)殺害への関与もほのめかしている。
発生前後の時間帯の現場付近の防犯カメラには、周辺をうろつく杉平容疑者とみられる人物が映っていた。同容疑者は堺市内の自宅と約7.5キロ離れた現場を自転車で往復していたという。
村上さん母娘には、いずれも上半身を中心に10カ所以上の刺し傷があり、死因は首付近の動脈を切断されたことによる失血死だった。裕加さんの右頬には殴打されたような痕もあった。財布の中の現金やクレジットカードなどは残されたままだった。
2026年05月03日 19時01分
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