山健組組長、二審も無罪=組員銃撃事件―大阪高裁



指定暴力団山口組弘道会系組員を銃撃し、殺害しようとしたとして、殺人未遂などの罪に問われた山健組組長中田浩司被告(67)の控訴審判決が12日、大阪高裁であった。小倉哲浩裁判長は、無罪とした一審神戸地裁の裁判員裁判判決を支持し、検察側の控訴を棄却した。

一審は防犯カメラに映る実行犯と中田被告が「同一人物とは言い切れない」と判断。「犯人である可能性は高いが、別人が犯人である可能性を否定できない」として無罪を言い渡した。

これに対し、二審で検察側は「被告に酷似した別人が当日、神戸市中央区を訪問し、被告方に近接したという防犯カメラ映像が存在することになる。偶然が重なり合うことは、健全な社会常識に照らして考えられない」と指摘し、事実誤認があると主張した。小倉裁判長は、映像は必ずしも鮮明でないなどとして、「一審の認定は論理則、経験則に照らして不合理ではない」と退けた。

中田被告は2019年、神戸市で、拳銃を6発発射し弘道会組員を殺害しようとしたとして、起訴されていた。一審公判で検察側は懲役20年を求刑していた。

畑中良彦・大阪高検次席検事の話

判決内容を精査した上で適切に対応する。

〔写真説明〕大阪高裁=大阪市北区

2026年05月12日 18時02分


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース