
高市早苗首相は12日、ベセント米財務長官と首相官邸で会談した。14日に予定される米中首脳会談を見据え、中国に対する姿勢を巡って協議。ベセント氏は日本の立場に配慮する意向を示した。日米戦略投資、重要鉱物など経済安全保障の分野で引き続き連携していくことを確認した。
ベセント氏はトランプ大統領の訪中に同行する。首相との会談後、記者団に「日米関係の重要性を(首相に)話した」と明らかにした。
首相は自身のX(旧ツイッター)に、インド太平洋地域の情勢に関して意見を交わし、ベセント氏から米中関係の現状について説明を受けたと書き込んだ。首相は日米のサプライチェーン(供給網)を強化する方針に言及し、米アンソロピックの「クロード・ミュトス」をはじめとする最先端AI(人工知能)の悪用リスクを低減する必要性にも触れたという。
両氏は為替動向を巡っても意見を交わした。ベセント氏は記者団に「過度な為替変動は望ましくない。日本財務省と緊密に連携を取る」と強調。日本の金融政策に関し、「コミュニケーションを密にすることが成功につながる」と語った。
【時事通信社】
〔写真説明〕ベセント米財務長官(左)と会談する高市早苗首相=12日午後、首相官邸
〔写真説明〕高市早苗首相との会談を終え、記者団の取材に応じるベセント米財務長官=12日午後、首相官邸
2026年05月12日 19時46分