「医療水準の認定に問題」=医師2人の弁護団が会見―女子医大事故



東京女子医大病院で2歳男児が死亡した事故を巡る東京地裁判決を受け、被告2人の弁護団が29日、都内で記者会見した。研修医だった福田聡史被告(44)を無罪とした判断を評価した一方、男児に投与された鎮静剤「プロポフォール」に関する当時の医療水準の認定について「問題がある」と疑問視した。

福田被告の主任弁護人を務めた高野隆弁護士は、当時の東京女子医大病院の当直体制の不備を指摘し、「研修医が置かれた立場と権限をきちんと評価した判決だ」と述べた。

有罪となった小谷透被告(66)は弁護人を通じ、「判決の言う『標準的な医療水準』は当時の医学的な知見や現場の実情からかけ離れたものだ」とコメント。主任弁護人の後藤貞人弁護士は「慎重な判断が求められるべきだったが残念な判決だ」と語り、今後の医療現場への悪影響を懸念した。

2026年05月29日 19時36分

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