小型月面ロボ、成果が論文に=自律走行、100分以上活動―JAXA



宇宙航空研究開発機構(JAXA)とタカラトミーなどは、2024年に日本初の月面軟着陸に成功した無人探査機「SLIM」が搭載していた小型探査ロボット「LEV―2」の月面での活動成果をまとめた。地上からの指令なしで自律的に走行し、SLIMの姿を撮影して送信するなど100分以上活動していた。論文は19日までに、米科学誌サイエンス・ロボティクスに掲載された。

SLIMは2024年1月、「神酒(みき)の海」にあるクレーター付近に着陸。直前にLEV―2と、通信を中継するLEV―1の2台を投下した。

LEV―2はJAXAとタカラトミーなどが開発した。直径約8センチの球体が月面投下後、左右の半球に分かれるように変形し、それぞれを回転させて移動する。前後に取り付けたカメラで撮影した画像を自動的に識別し、LEV―1を通じて地球に送信した。

論文には、未公開だった後方カメラの画像も掲載。データ送信が途絶したためSLIMの姿は映っていなかったが、公開済みの前方カメラと同じ地形がとらえられており、LEV―2が移動、旋回したことや、姿勢異常を検知し、自律的に回復させたことなどが裏付けられた。

〔写真説明〕JAXAとタカラトミーなどが開発した小型探査ロボット「LEV―2」の外観図。直径約8センチの球体から、月面投下後に展開する(JAXA/タカラトミー/ソニーグループ/同志社大提供) 〔写真説明〕小型探査ロボット「LEV―2」が撮影した月面着陸後の「SLIM」=2024年1月(JAXA/タカラトミー/ソニーグループ/同志社大提供)

2026年06月19日 20時32分


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