買いたたきでYKKに勧告=下請法違反、富山の事業者に―公取委



下請け代金を不当に低く定めていたとして、公正取引委員会は23日、下請法違反(買いたたき)で、ファスナー大手「YKK」(東京都千代田区)に再発防止を求める勧告を出した。

公取委によると、同社は2023年7月~25年11月、富山県の下請け21事業者に委託したファスナーの加工や検査といった49作業について、事前の説明と異なる方法で算出した代金を一方的に定めていた。1時間に可能な作業回数を実際より多く設定することで、発注単価を下げていた。

最も低い単価は本来の27.5%にとどまった。その結果、49作業のうち7割超が県の最低賃金を下回る水準だった。23年に8事業者から単価引き上げの要請を受けたが、十分な改善措置を取らなかった。

公取委の調査を受けて同社は単価を引き上げ、23年までさかのぼって事業者に差額計約2600万円を支払ったという。

YKKの話

勧告を厳粛に受け止める。社内教育の見直しやチェック体制の強化を速やかに実施し、法令順守徹底と再発防止に努める。

〔写真説明〕公正取引委員会=東京都港区

2026年06月23日 16時39分


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