
個人事業主のエアコン設置業者に支払う委託報酬に資材価格上昇分を反映しなかったなどとして、公正取引委員会は24日、フリーランス法違反(買いたたきなど)で、家電量販店「ベイシア電器」(前橋市)に再発防止を求める勧告を出した。家電小売業者への同法に基づく勧告は初めて。
公取委によると、ベイシア電器は2025年春に同年度のエアコン設置委託報酬を改定する際、工事に必要なパイプや配線が値上がりしていたにもかかわらず、10業者に対する報酬の据え置きを一方的に決定。24年11月~25年12月には、期日までに10業者に報酬を支払わなかったり、事務手数料などの名目で17業者の報酬を減額したりしていた。
ベイシア電器は公取委の調査を受けて運用を改め、価格上昇分計約517万円と減額分計約247万円を支払った。
同社は群馬、栃木、埼玉、千葉、静岡の5県で17店舗を展開。「勧告を真摯(しんし)に受け止め法令順守、再発防止に全力で取り組む」とコメントした。
〔写真説明〕公正取引委員会=東京都港区
2026年06月24日 16時43分