
文化審議会(日比野克彦会長)は17日、重要無形文化財保持者(人間国宝)に、長唄鳴物の藤舎秀蓬さん(79)=本名・吉田善男=ら4人を認定するよう、松本洋平文部科学相に答申した。人間国宝は110人となる。
長唄鳴物は2月に兄の藤舎名生さんが死去して保持者不在となり、重要無形文化財の指定がいったん解除されていた。秀蓬さんは優れた演奏で多くの賞を受けるだけでなく、東京芸術大や金沢の花街で長年にわたって笛の指導を行うなど後進の育成にも尽力していると評価された。
他の3人は、清元節浄瑠璃の清元美寿太夫さん(83)=本名・小柳吉弘、漆芸・蒟醤(きんま)の藤田正堂さん(67)、鍛金の三好正豊さん(75)=本名・三好光正。
このほか、文化財保存に不可欠な「選定保存技術」の保持者として、表装裂紋意匠設計の小笹祐嗣さん(63)=京都市=ら5人、保存団体として能扇製作技術保存会=同=の認定も求めた。
〔写真説明〕藤舎秀蓬さん
人間国宝(文化庁提供)
〔写真説明〕清元美寿太夫さん
人間国宝(文化庁提供)
〔写真説明〕藤田正堂さん
人間国宝(文化庁提供)
〔写真説明〕三好正豊さん
人間国宝(文化庁提供)
2026年07月17日 17時15分