
文化審議会(日比野克彦会長)は17日、昭和初期に建てられた東北大の高山植物研究施設(青森市)や、教会聖堂と幼稚園舎が一体となった高田降臨教会(新潟県上越市)など28都府県の建造物163件を登録有形文化財とするよう、松本洋平文部科学相に答申した。近く答申通り告示され、登録有形文化財の建造物は1万5041件となる。
「東北大学植物園八甲田山分園実験棟」は、酸ケ湯温泉近くにある木造平屋一部2階建て。日本初の植物生態学講座の開講に伴い、1928(昭和3)年に設置された。
「日本聖公会中部教区高田降臨教会教会堂及びもみじ幼稚園園舎」は38年の建築で、米国出身の建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズが設計。八角形の塔やアーチ窓などの意匠が特徴とされる。
このほか登録される主な建造物は、山陽堂書店(東京都港区)▽住吉の長屋(大阪市)▽十坪住宅(岡山県瀬戸内市)▽旧一心楼主屋(福岡県直方市)など。
〔写真説明〕登録有形文化財に答申された東北大学植物園八甲田山分園実験棟=青森市(同市教育委員会提供)
〔写真説明〕登録有形文化財に答申された「日本聖公会中部教区高田降臨教会教会堂及びもみじ幼稚園園舎」=新潟県上越市(文化庁提供)
2026年07月17日 18時16分