
東京都小金井市のスポーツクラブ「メガロス武蔵小金井店」のプールで昨年7月、小学1年の男児が溺れて死亡した事故で、警視庁捜査1課は28日、業務上過失致死容疑で、いずれも当時の同クラブの男性支配人(47)や女性スイミングコーチ(25)ら計4人を書類送検した。男性支配人は「やるべきことはやっていた」と容疑を否認し、ほか3人は認めている。
他に送検されたのは、同クラブのプール活動の指導責任者でマネジャーだった男性(36)と、学童クラブの責任者だった女性(43)。
送検容疑は昨年7月28日午前10時半ごろ、プールでの学童クラブの水遊びイベント中に、適切な監視体制を構築するなどの安全対策を怠り、大野朔矢さん=当時(6)=を死亡させた疑い。
事故当時、児童17人が参加していたが、監視していたのはコーチ1人だけで、児童の泳力についても事前に把握していなかった。プールは水深1.2メートルで、底上げする台の全面配置や、浮具の装着などの安全対策は取られていなかったという。
捜査関係者によると、コーチは大野さんがいた方向から5分程度目を離していたとみられ、その後、うつぶせで浮いているのを発見。意識不明のまま救急搬送されたが、まもなく死亡した。死因は水死だった。
このスポーツクラブでは24年3月にも女児が溺れる事故が発生。約3カ月後、10人につき3人で監視や引率することや、会員以外には浮具を装着することなどを社内に通知した。しかし十分に周知されず、水遊びイベントに関するマニュアルも作られなかった。
〔写真説明〕事故のあったスポーツクラブ「メガロス武蔵小金井店」=2025年7月30日、東京都小金井市
2026年07月28日 19時54分