障害持つ子に「いつもの場所」を=事業所や支援校で預かり―熊本地震



熊本地震では、発達障害や知的障害などで感情のコントロールが苦手な子どもたちも被災した。環境の変化に過敏に反応する子も多いため、以前から通っている事業所や支援学校に日中の居場所をつくり、ストレスを緩和する取り組みが進んでいる。

震度7の揺れを観測した熊本県宇城市にある放課後デイサービス事業所「ASOBI

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UKI」では7日、自宅や避難所から訪れた小中学生の歓声が響いていた。バランスボールの上に寝転んだり、職員に髪を結ってもらったり。チーム対抗の玉入れが始まると、負けた男児は「もう1回しよう」と職員に声を掛けた。

この事業所には地震前から発達障害を持つ児童生徒ら約40人が通い、スポーツを通じて社会性を身に付ける活動を続けてきた。代表の原利洋さん(38)は「被災後に多動傾向が強まったり、夜眠れなくなったりした子もいる。心の問題は目に見えず、そう簡単には解決できない」と話す。

避難所となっている同県八代市の市立八代支援学校のホールには、知的障害などを持つ小、中、高校生を日中受け入れるスペースが6日から開設された。大学生のボランティアが協力し、手作りの楽器を演奏したり、リズム遊びをしたりして過ごすことができる。

被災後、仕事や自宅の片付けなどに追われる保護者は、障害を持つ子どもの居場所に悩みがちだ。同校高等部に通う息子と訪れた母親(50)は、「夏休み中に利用するはずだったダンス教室は地震で行けなくなってしまった。楽しく過ごせる場所ができてありがたい」とほっとした様子で話した。

〔写真説明〕ボランティアとボールを転がして遊ぶ八代支援学校の生徒(手前)=9日午後、熊本県八代市 〔写真説明〕「ASOBI

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UKI」で玉入れをする児童ら=7日、熊本県宇城市 〔写真説明〕取材に応じる「ASOBI

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UKI」を運営する原利洋さん=7日、熊本県宇城市

2026年08月10日 14時30分


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