熊本地震、住宅被害2万棟=死者39人、宿泊キャンセル20億円―11日で発生2週間



最大震度7を観測した熊本地震の被災地では、住宅被害が2万棟を超え、6000人以上が避難生活を続ける。11日で地震発生から2週間。被災した11市町で災害ボランティアの活動が本格化し、「ホテル避難」も進むが、車中泊避難を余儀なくされている住民もおり、生活再建はなお途上にある。

県災害対策本部によると、10日午後6時時点で、地震の死者は39人、重症者は24人。死者のうち1人は熱中症による災害関連死の可能性があり、2人は関連調査中となっている。気象庁は「地震活動は依然活発であり、今後1カ月程度は最大震度5弱程度以上の地震に注意してほしい」と呼び掛けている。

先月30日時点では415カ所の避難所に1万467人が避難していたが、97カ所、6092人に減った。県はホテルや旅館で被災者を受け入れる「ホテル避難」を進め、今月10日までに県内148施設が受け入れを表明。1044件の申し込みがあり、うち153件がマッチングした。

住宅被害は2万2664棟で、内訳は全半壊1744棟、一部破損8301棟など。断水は宇城市、八代市、氷川町の計3万戸超で続いているが、8月末に応急復旧できる見込み。学校施設も被害を受けており、文部科学省や県は夏休み明けの再開に向け、課題の把握や校舎の応急危険度判定などを進める。

県内の宿泊施設のキャンセルは先月28日~今月6日までで延べ約14万6000人、金額は約20.6億円となった。比較的被害の小さい阿蘇、天草地域のキャンセル額が全体の6割を占め、木村敬知事は「ある種の風評被害。観光事業に対する刺激策を検討したい」と述べた。

災害ボランティアセンターは必要とする11市町全てで開設され、延べ3277人(10日午後2時時点)が参加。九州新幹線は熊本―新水俣間で運休が続いており、JR九州は月内に再開時期の見通しを公表する方針だ。

〔写真説明〕倒壊した建物や、屋根にブルーシートが掛けられた住宅=10日午後、熊本県八代市(小型無人機で撮影) 〔写真説明〕熊本県八代市を流れる鏡川沿いで倒壊したままの建物=10日午前 〔写真説明〕地震で倒壊し、道路をふさぐ建物=10日午前、熊本県八代市

2026年08月10日 20時30分


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