
東京高検検事長に12日付で就任した松本裕氏(61)が17日、東京・霞が関で記者会見した。相次ぐ不祥事について「国民の信頼を損なうもので、適正な検察活動の遂行を阻害する」と指摘。信頼回復に向け、「業務を誠実に、公正に積み上げていくことに尽きる」と話した。
会見では2010年に発覚した大阪地検特捜部による証拠改ざん事件の後、最高検が作成した「検察の理念」に言及。「検察の存在意義を揺るがすような問題は今後生じないと当時は思っていたが、なぜ改めて国民の信頼を失いかねない事態になっているのか。第一線の検事はもちろん、検察改革を体感した幹部はよく考えなければ」と語った。
その上で「検察の活動は国民の信頼に支えられている」と強調し、「検事長として管内の地検や検察官に必要な指導を行いたい」と抱負を述べた。
〔写真説明〕東京高検検事長に就任し、記者会見する松本裕氏=17日午後、東京都千代田区
2026年08月17日 19時14分