
終戦から81年となる15日、政府主催の全国戦没者追悼式が日本武道館(東京都千代田区)で開かれる。天皇、皇后両陛下や高市早苗首相、遺族ら約4360人が参列。先の大戦により犠牲になった約310万人を悼む。
厚生労働省によると、参列予定の遺族は3270人で、コロナ禍前の5000人規模から減少。2年連続で戦後生まれが半数を超え、過去最高の56.3%を占める。やしゃご世代も12人出席する。最高齢は兄が戦死した高橋和彦さん(98)=川崎市=で、最年少はひ孫世代の男児(3)=東京都。
戦没者の親は16年連続で参列がなく、配偶者は戦後に夫が戦病死した女性(96)=山口県=のみ。戦争を経験した世代が著しく少なくなり、記憶の継承が喫緊の課題となっている。
式典は午前11時50分すぎに始まり、高市首相が式辞を述べる。正午の時報に合わせ全員で黙とうをささげ、天皇陛下がお言葉を述べられる。その後、遺族代表として父がフィリピンで戦死した金森武士さん(84)=岐阜県大垣市=が追悼の辞を読み上げる。
日中戦争以降に犠牲となった軍人・軍属らは約230万人、民間人は約80万人に上る。
【時事通信社】
〔写真説明〕終戦記念日を迎え、千鳥ケ淵戦没者墓苑で花を手向ける人たち=15日午前、東京都千代田区
〔写真説明〕終戦記念日を迎え、靖国神社へ参拝に訪れた人たち=15日午前、東京都千代田区
2026年08月15日 09時17分